私は今から10年前、この｢くまもと県民葬祭｣を設立いたしました。
きっかけは、業界全体が費用について不透明であること、葬儀費用自体も高額であったからです。
お客様に安心してご利用いただける葬儀会社を目指し、高品質なサービスを安心価格で提供する、費用をオープンにするというのが設立時のお客様とのお約束でした。

葬儀費用が高額なのは、業界側が情報を提供せず、消費者もどこに(誰に)聞いてよいかわからない、よって事前に準備できないという問題がありました。当社は設立当初から、生前予約をお勧めしてきました。今でこそ終活という言葉も一般的となり、事前に準備することに抵抗が少なくなりましたが、10年前は｢縁起でもない｣と思われる方も少なくありませんでした。

しかし、事前の準備をしない(できない)という状況が費用高騰の一因ともなっていたため、事前に準備することをお勧めしてきた訳です。

さて、今は終活がブームみたいになっていますが、私は問題を感じる部分もあります。それは、送られる側は積極的に終活に取り組まれていますが、送る側が全くといってよいほど無知であることです。

無知という言葉は、甚だ失敬かもしれませんが、送られる側は終活を熱心にしても、いざという時は｢送る側｣に委ねなければいけません。つまり、送る側が葬儀に関しあまり知識がなければ、後悔してしまうのでは？、と心配するのです。

送る側、即ちご高齢のご両親がいらっしゃると予測される40～50代の皆さん、終活について考えてみませんか？

人間、生けていれば必ずいつかは最期の時(死)を迎えます。その時に慌てず、悔いを残さないために。

最後になりますが、終活というものは｢終わりを決めて、活き活き暮らす｣だと思います。最後を決めてしまえば、残りの人生楽しく活き活きと暮らせるものです。

くまもと県民葬祭は、そんな皆様のお手伝いをしています。

経歴・職歴